鍵のメンテナンス方法

最近ほとんどの家庭で流通しているのがディンプルキーと呼ばれるタイプの鍵です。
ピッキングだけではなくバンピングという手法にも強く、防犯的には大変優れた鍵です。
しかし、この鍵にも弱点があります。それは精密なつくりになっているためにホコリなどの異物に弱いということです。
ホコリや水分などが混入してしまうとたちまち動かなくなってしまう可能性があります。

このような故障を防ぐためには定期的なメンテナンスが必要です。
ご家庭でも簡単にお手入れすることができますので今度掃除のついでに試してみてください。

まずは日頃使っている鍵を点検してみてください。キズや汚れなどがないか見てみて下さい。
もし汚れがあるようでしたら歯ブラシをつかって汚れを落として下さい。温水で汚れを落とすことができます。

汚れがとれたら水分をしっかり拭き取ります。水分が完全に飛ぶようにしばらく乾かしましょうい。

その間、シリンダーの方のお手入れをします。シリンダーはパーツクリーナーというものを使って汚れを落とします。パーツクリーナーを何度か吹き付けるとシリンダーから黒い水が流れてきます。これが鍵穴の汚れです。鍵をガシャガシャと抜き差しすることでさらに汚れが出てきます。
これを2,3回繰り返してみてください。
作業が終わったら汚れをしっかり乾いたタオルで拭き取り、シリンダー内はダストブローを吹き付け、2~3分放置して乾かします。
よく乾いたら最後にディンプルキー専用の潤滑剤を注入します。粉末タイプのものが特におすすめです。